アンチ-ロマンチシズムと文学との幸福な共存を謀ります。当面、「炭鉱のカナリア」になる決意をしました。第二次安倍政権の発足以来、国民は墨を塗られるだろうと予測していましたが、嫌な予感が現実になりつつあります。日本人の心性や「日本国憲法」の問題などを取り上げながら、自分の明日は自分で決めることの大切さを、訴えていきたいと思います。
内田樹氏が、自身のブログでこんな事を書いている。

自民党が暴走したら、選挙でお灸を据える」というような「自由な選挙の機会がもう一度巡ってくるかどうかさえ、僕には確信がありません。
(→「街場の憂国論」号外のためのまえがき

私も、さすがにそれは「杞憂」だろう、と思いたい。
が、安倍政権のやり方を見ていると、国民は本当に、想定外の地点へ引きずり込まれるのではないか。

ひと頃、安倍政権は「日本国憲法」第96条を変えることによって、憲法改正のハードルを低くしようとしていた。その企みは世論の反発にあって、引っ込んだように見えたので、私は、かなり油断していた。
96条でさえ変えるのは難しいのに、「憲法の3原則」を取っ払う事なんてできやしない、最後は「国民投票」で否決される、日本人はそんな馬鹿じゃない、と・・・。

しかし、そんな風に考えて休息をとっていた私がお人好しなのであって、あの連中は相当に「人が悪い」という事を、国民はついこのあいだ、思い知ったばかりだ。

自民党や維新の会などに限ったことではないが、そもそも彼らは、「一票の格差」が「違憲状態」にある選挙で選ばれた国会議員達である。
下級審で「選挙無効」とされても、上級審では「選挙無効」が棄却される事を、あてにしている連中である・・・。

その法律の意味について、国民が納得できる説明をする、とか、起訴され裁判になった場合に現行刑法が機能しなくなるようなヒドい欠陥を、修正する、とか。
そういう、民主主義的な諸々の手続きを踏みにじることが安倍政権によって、現になされた。

そういう非民主的なものごとの進め方そのものが、「デフォルト」(コンピューターシステムの標準の動作条件)になると国民に周知させるのが、安倍政権の狙いだったと、内田氏は言う。

そう、まだ始まったばかりで、あの連中は必ず、彼等の「デフォルト」でもって本丸を落としにくるだろう。

まず、日本版NSC法と「特定秘密保護法」によって、密かに戦争の準備をし、首相、官房長官、外務、防衛の「4大臣会合」で、勝手に自衛隊を紛争地に送り、武器を使わせる。
「日本は、世界に貢献できる立派な国になった」と支持率が上がる(円安株高が演出されているかぎり、支持率は高止まりするかも??)。
不安定な雇用と低所得のために、日々の生活で精一杯の有権者を、だまし討ちする方法で、「日本国憲法」を壊していく。

といった筋書きが、本当になるかどうかの瀬戸際に、私達は立っている。

消費税増税による税収は、社会保障のため、借金漬けの財政を立て直すために使うんじゃなかったのか?
増税して、(公共事業費でさえ大いに疑問だが、)軍事費に充てるとは・・・。
政府がどうお金を使っているかチェックしようと、国民が情報を得ようとすると、「その他」「その他」と指定された「特定秘密」に、そうと気付かず触れてしまい、逮捕・起訴される。


こういう事が現実になるかどうかの、瀬戸際に立っているのだ。

トマム駅_convert_20131217195424

誰かが逮捕・起訴・裁判となった時に、目も当てられないような酷いことが起こりうる。
  ↓↓
特定秘密保護法の制定に反対する刑事法研究者の声明(「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」)

長くて用いている用語も硬いが、後半の、「四 特定秘密保護法は、刑法および刑事訴訟法の原則をゆがめる」を読むと、この法律が稀代の悪法と言われる所以が分かる。特に、

2.特定秘密保護法は、刑事裁判における適正手続保障に違反する。
に書かれているように、現在刑事裁判で行われている正しい手続きが取れなくなった場合、侵害されるのは1被告人にとどまらない。
国民の、地に足をつけた日々の努力が台無しにされ、日本の社会が、内側から蝕まれていくだろう。
どんな深刻な事態が考えられるか、「刑事法研究者の声明」から、いくつか引用すると。

法案によれば、公判前整理手続における証拠開示を制限し、証拠開示に関する裁判所の裁定においてすら、捜査機関以外の者に対する証拠を開示しないという対応を採用するかのようである。

その結果、裁判では「特定秘密」の内容が裁判官に対してさえ明らかにされないまま、審理され、有罪とされることになろう。

弁護人が特定秘密にアクセスしようとすれば、弁護人の活動が特定秘密の取得行為あるいは共謀罪、独立教唆・扇動罪あるいは未遂罪に当たるとして、処罰される可能性がある。このように、被疑者・被告人が有する弁護人の援助を受ける権利が著しく制限される。


こんな事が起こるようだと、日本はもう、独裁者が恐怖政治を行う国と本質的に変わらない。
近隣2国と同類になってしまう。

安倍総理の、紳士然とした殊勝そうな顔の裏にある独善、横暴な欲望を、国民は一層はっきりと見ることになるだろう。
そうなる前に、そうなった後にも、なんとかしたい。なんとかしたい。

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[2013/12/18 09:30] | 右翼・戦争・カルト
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小林 修
平和な時代が、民衆主義が終わるのかと、憂鬱になりますね。

世界中で多くの若者が仕事に就けず、貧富の格差も酷いものだと思います。

過去の時代では当り前のこととされていた奴隷制や人種差別が、現代では最低な恥じるべきこととなったと同じように、これからの未来が現代の歪さや不自然さに、首を傾げる方向へ向かっていってほしいですね。

Re: タイトルなし
小谷予志銘
小林修さんへ

フランスやイギリスと違って、市民革命を経ずに民主主義を手にした日本人が、革命というのではない、日本人らしいやり方で、民主主義を守ることが出来るかどうか。
それが試される時が、やってきたのでしょう。

日本では、派遣労働の規制が緩和され、非正規雇用が益々増えるでしょうから、この時点で、賃金アップで国民が豊かになっていく可能性は、遠のきました。
これから、スタグフレーションに入り、アベノミクスは頓挫すると私は見ています。

大企業の業績アップ=日本の成長、でいいのか?問われるのでしょうね。



日本人が日本人的である限り無理
AS
日本人は自らの手で解放と自由を勝ち取った経験が全くありません。
革命が一度も起きていない事がその証左です。
敗戦だってそうでしょう。天皇制政府の更に上にアメリカ中心の占領軍があっただけ。降伏も昭和天皇の「聖断」とやらでようやく決まった。
大多数が“お上”に従順過ぎるんですよ。

Re: 日本人が日本人的である限り無理
小谷予志銘
ASさんへ

「無理」とおっしゃるお気持ち、よく分かります。
私も、やっぱり日本人ってどうにもならない馬鹿ではないか、と思うことがあります。

ただ、「日本人」と一口に言っても、それは具体的に誰のことを指しているのか、実は曖昧なままに言ってるのですね。かく言う私が、常にその点に引っかかりながら記事を書いてます。
日本人といっても様々な人がいますし、いつまでも変化しないかもしれないし、なにかのきっかけで目覚めるかもしれない。
個人が、実際に見聞きして評価できる範囲なんて、限られている。「ネトウヨ」だって、安倍の息が掛かった「工作員」もいるのかも。把握しきれないです。

とにかく、私は、諦めたくないんです。
というか、このまま、自民党憲法草案が目指す方向に日本が変わってしまったら、コネもカネもない99%の部類に属する私は、悲惨な目に遭うでしょうから、諦めるわけにはいかないんです。
2050年、高齢者と労働年齢の成人数が同じになるという予測があります。
高齢者も中年以下の日本人も、生活が成り立たない事になるかも。親の介護のために働く事が出来ず、従って年金の掛け金も払えないような貧困層が、増大するのでは?

その頃私は、平均年齢くらいまで生きていられたら、要支援か要介護の高齢者です。何でも自分でやりたい気質なので、介護を受けずピンピンコロリ、といきたいですが、努力だけではどうにもならない事もあるかも。

仮に、最低限の衣食住が保障されるとしても、個人として、自分の頭で考え自分で善し悪しを決める、という精神の自由を絶対に守りたいです。
安倍のお友達が、「床の間」の設置を義務づけようとか何とか、あ然とするようなことを言っているようですが、彼らは異常ですよ。

憲法96条も変えられてしまうかもしれない。変えられたら、また変え直してやるだけです。
自民党にいいようにされても、きっと、色んな弊害が出てきて、治まりがつかなくなるはずです。「秘密保護法」だって、上の記事に書いたように、実際に暗黒裁判が行われたら、自民党にとっても躓きのもとになるでしょう。

自民党の政治家にも、宮沢喜一とか大平正芳とか、比較的まともな政治家もいたわけですが、安倍晋三は歴代の総理大臣の中で最悪、論外です。小泉純一郎より悪い。
歴史に、悪い意味で名を残すんじゃないか。日本発の金融恐慌を招いた総理として、とか。

アベノミクスになんとなく期待している日本人も多いけど、一貫して疑念を持つ日本人も多いです。
一時的に景気が良くなったような数字が出ても、「出口」を無難に通過できるとは、私には思えません。アメリカのFRBでさえ、「出口」は難しいのです。しかもアメリカは、少子化でもなく人口も増加しており、日本とは条件が違います。
日本の場合、日銀から莫大なマネーを供給されたハゲタカファンドが、強烈な「日本売り」を仕掛けてくると思いますよ。そして、IMFの管理下に入る、つまり「外圧」によって救われるのかもしれないですね。

もしそうなったら大変だけど、やっぱり立て直すしかないです。

色々書きましたが、めげない、諦めないで、いきたいです。
日本人は、和食も良いけど、もっと肉を食べた方が良いのかもしれないですね。

もしよかったら、また記事を読んで下さい。




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この記事へのコメント:
平和な時代が、民衆主義が終わるのかと、憂鬱になりますね。

世界中で多くの若者が仕事に就けず、貧富の格差も酷いものだと思います。

過去の時代では当り前のこととされていた奴隷制や人種差別が、現代では最低な恥じるべきこととなったと同じように、これからの未来が現代の歪さや不自然さに、首を傾げる方向へ向かっていってほしいですね。
2013/12/20(Fri) 03:01 | URL  | 小林 修 #SFo5/nok[ 編集]
Re: タイトルなし
小林修さんへ

フランスやイギリスと違って、市民革命を経ずに民主主義を手にした日本人が、革命というのではない、日本人らしいやり方で、民主主義を守ることが出来るかどうか。
それが試される時が、やってきたのでしょう。

日本では、派遣労働の規制が緩和され、非正規雇用が益々増えるでしょうから、この時点で、賃金アップで国民が豊かになっていく可能性は、遠のきました。
これから、スタグフレーションに入り、アベノミクスは頓挫すると私は見ています。

大企業の業績アップ=日本の成長、でいいのか?問われるのでしょうね。

2013/12/20(Fri) 14:20 | URL  | 小谷予志銘 #-[ 編集]
日本人が日本人的である限り無理
日本人は自らの手で解放と自由を勝ち取った経験が全くありません。
革命が一度も起きていない事がその証左です。
敗戦だってそうでしょう。天皇制政府の更に上にアメリカ中心の占領軍があっただけ。降伏も昭和天皇の「聖断」とやらでようやく決まった。
大多数が“お上”に従順過ぎるんですよ。
2014/01/09(Thu) 13:09 | URL  | AS #iM9h6N8.[ 編集]
Re: 日本人が日本人的である限り無理
ASさんへ

「無理」とおっしゃるお気持ち、よく分かります。
私も、やっぱり日本人ってどうにもならない馬鹿ではないか、と思うことがあります。

ただ、「日本人」と一口に言っても、それは具体的に誰のことを指しているのか、実は曖昧なままに言ってるのですね。かく言う私が、常にその点に引っかかりながら記事を書いてます。
日本人といっても様々な人がいますし、いつまでも変化しないかもしれないし、なにかのきっかけで目覚めるかもしれない。
個人が、実際に見聞きして評価できる範囲なんて、限られている。「ネトウヨ」だって、安倍の息が掛かった「工作員」もいるのかも。把握しきれないです。

とにかく、私は、諦めたくないんです。
というか、このまま、自民党憲法草案が目指す方向に日本が変わってしまったら、コネもカネもない99%の部類に属する私は、悲惨な目に遭うでしょうから、諦めるわけにはいかないんです。
2050年、高齢者と労働年齢の成人数が同じになるという予測があります。
高齢者も中年以下の日本人も、生活が成り立たない事になるかも。親の介護のために働く事が出来ず、従って年金の掛け金も払えないような貧困層が、増大するのでは?

その頃私は、平均年齢くらいまで生きていられたら、要支援か要介護の高齢者です。何でも自分でやりたい気質なので、介護を受けずピンピンコロリ、といきたいですが、努力だけではどうにもならない事もあるかも。

仮に、最低限の衣食住が保障されるとしても、個人として、自分の頭で考え自分で善し悪しを決める、という精神の自由を絶対に守りたいです。
安倍のお友達が、「床の間」の設置を義務づけようとか何とか、あ然とするようなことを言っているようですが、彼らは異常ですよ。

憲法96条も変えられてしまうかもしれない。変えられたら、また変え直してやるだけです。
自民党にいいようにされても、きっと、色んな弊害が出てきて、治まりがつかなくなるはずです。「秘密保護法」だって、上の記事に書いたように、実際に暗黒裁判が行われたら、自民党にとっても躓きのもとになるでしょう。

自民党の政治家にも、宮沢喜一とか大平正芳とか、比較的まともな政治家もいたわけですが、安倍晋三は歴代の総理大臣の中で最悪、論外です。小泉純一郎より悪い。
歴史に、悪い意味で名を残すんじゃないか。日本発の金融恐慌を招いた総理として、とか。

アベノミクスになんとなく期待している日本人も多いけど、一貫して疑念を持つ日本人も多いです。
一時的に景気が良くなったような数字が出ても、「出口」を無難に通過できるとは、私には思えません。アメリカのFRBでさえ、「出口」は難しいのです。しかもアメリカは、少子化でもなく人口も増加しており、日本とは条件が違います。
日本の場合、日銀から莫大なマネーを供給されたハゲタカファンドが、強烈な「日本売り」を仕掛けてくると思いますよ。そして、IMFの管理下に入る、つまり「外圧」によって救われるのかもしれないですね。

もしそうなったら大変だけど、やっぱり立て直すしかないです。

色々書きましたが、めげない、諦めないで、いきたいです。
日本人は、和食も良いけど、もっと肉を食べた方が良いのかもしれないですね。

もしよかったら、また記事を読んで下さい。


2014/01/09(Thu) 17:07 | URL  | 小谷予志銘 #-[ 編集]
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