アンチ-ロマンチシズムと文学との幸福な共存を謀ります。当面、「炭鉱のカナリア」になる決意をしました。第二次安倍政権の発足以来、国民は墨を塗られるだろうと予測していましたが、嫌な予感が現実になりつつあります。日本人の心性や「日本国憲法」の問題などを取り上げながら、自分の明日は自分で決めることの大切さを、訴えていきたいと思います。
最近、色んな場面で、自分のモチベーションが下がっているのを感じる。
疲労が蓄積しているせいもある。
この9月は、北海道らしくない残暑だった。
さすがに夏バテのようになっているところに、秋の冷気が降りてきて、気が緩んだせいもあろう。

しかし一番の原因は、どうも、新聞の一面に躍るヘッドラインが、毎朝いやでも眼に入る事らしい。
世事にうとくなってはいけないと、テレビのニュースを見ても、尖閣問題を見ない様には出来ない。

「核時代の森の隠遁者」というタイトルの、大江健三郎の小説がある。
私は、仕事でも現役を退き、インドア派を決め込んでいるのだから、既に「隠遁者」の様なものだが、この頃いっそう、憂鬱な隠者に憧れたりする。
気が付くと、色んな事にネガティブになってしまっており、これはアブナイ、と自分でも思う。

しかし、人間の欲望が剥き出しにされるのを見ていると、気が滅入る。
目を血走らせて他者を圧迫し、少しでも多く分捕ろうと躍起になっている姿の、なんと醜いこと。

ユキヒョウ2_convert_20120926201755

中国という国がちゃんとした近代国家に成熟するのに、あと何十年必要だろう?

どういう場合でも、“十把一絡げ”的な発想は、禁物だ。
おまえは……だ。
(おまえらは…。やつは…。やつらは…。)
と、いったい誰を指しているのか具体的にし得ないまま、敵意を抱き、英雄を気取るなら、そこら辺のエテ公にだって出来る。
私が、高校生の時に第一志望を断念させられて、文学に関わる様な選択をしたのは、消去法的にやったことであった。
それでも、未だに文学の周りをうろうろしているのは、文学的発想とは、“十把一絡げ”にする言動とは、本来最も遠いものだからだ。

そして、“十把一絡げ”にしたがる人間達によって、さんざんな目にあってきたからだ。
13億人を越えるとされる中国人だって、個々人のレベルも性向も、千差万別。

ただ、そう言って、平然としていられないものがある。
情報統制された、言論の自由のない政治体制。
これが一番困る。そんな社会は、内からの成熟を邪魔する。
人権活動家は投獄・幽閉される。
政治体制としては、恐怖政治といっても過言ではないし、社会構造も、誘拐や人身売買が後を絶たないほどの歪みを抱える。
日本の様な、欧米化された価値観で理解したつもりでいたら、しっぺ返しを食う。
iPadやiPhoneの商標権をめぐって、中国企業の言い分を通す中国の司法。
こちらの常識が通用しない世界である。

北朝鮮もだが、中国の共産党政権がいっそ崩壊してくれないか、と思ったりする。
ただそうなれば、隣国の日本も世界も、無傷ではいられないだろうから、それも恐ろしい。

ユキヒョウ_convert_20120926201724

今の中国がミャンマーなどに「南進」している様は、懲りもせず歴史は繰り返す、と思わせる。
戦前の日本や、アジアを植民地化していた頃のフランス・イギリスなどと、そっくりだ。
みな、内政が上手くいかず、国外に解決策を求めて進出したわけだ。
それを、“侵略”と呼ぶかどうかは意見が別れようが、例えばフランス領インドシナの歴史からも、事態の本質が見える。
どの歴史にも共通している教訓がある。
違う言語・違う文化を持った人々が既に居住している土地に、異質な者が入っていけば、ただでは済まない、ということだ。

国外はおろか、日本国内でも、アイヌ民族への影響は、未だに続いている。
本当に、ただでは済まない、後世に負の遺産を残す行為だと、北海道にいると実感することがある。
どんな大義名分があっても、それは入って行く側の都合であって、植民地はいずれ独立運動を起こし、“列強”も色んな犠牲を払ってきたのだ。
そういう事に懲りたのが、成熟を遂げた近代国家、ということで、今の日本はその仲間入りを果たして久しい。
ノーベル文学賞を受けた作家が三人目になるかもしれない文化大国に生まれて良かった。
『1Q84』が書店から撤去されることのない国で・・・。

近代国家の後追いをするコピー大国は。
どうしても同じ事をやってみないと、懲りないらしいが。
非合理的で得体のしれないエネルギーを、周囲に発散させているものは、他者を衰弱させること甚だしいのだ。


スポンサーサイト

[2012/10/01 07:00] | 右翼・戦争・カルト
トラックバック:(0) |

管理人のみ閲覧できます
-


Re: タイトルなし
小谷予志銘
Sさんへ

こちらこそありがとうございました。
書きたくなったら、また何か書いてください。


コメント:を閉じる▲
コメント:
この記事へのコメント:
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/10/07(Sun) 23:43 |   |  #[ 編集]
Re: タイトルなし
Sさんへ

こちらこそありがとうございました。
書きたくなったら、また何か書いてください。
2012/10/08(Mon) 21:28 | URL  | 小谷予志銘 #-[ 編集]
コメント:を投稿
URL:

パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック: