学校や総合病院が敷地内禁煙に踏みきるのは、今や珍しくもなんともない。
しかし、煙草を止められない人はどこにでもいるものだ。
喫煙ルームさえ廃止された施設では、敷地外の公道や近くのコンビニで喫煙する職員に対して、近隣住民からクレームが来たりするそうだ。
この7月10日、大阪府教委が府立高校の校長を減給処分にしたと発表したが、懲戒の理由は教員が敷地内で喫煙するのを認めていた事。
喫煙ルームを設けて分煙すれば十分じゃないかという主張はある。
民間企業の場合は喫煙室さえ無く、社長などの力を持った人が社員に受動喫煙をさせている場合も多いらしい・・・。
その一方、基準を満たしていない不十分な喫煙ルームは、結果的に受動喫煙を強いてしまうから恐い、との指摘もある。
私が以前勤務していた組織では、十年以上前に敷地内禁煙に踏みきったのだが、1ヶ所設けた喫煙ルームには種々の基準があって、設置にもメンテナンスにも相当な費用がかかった。
壁で仕切って換気扇さえ付ければ喫煙ルームになると、安易に考えられては困るのだ。
壁で仕切ろうがドアを閉めようが、副流煙は容易に拡散していく。
副流煙を拡散させない為には、非喫煙エリアから喫煙エリアに向かう0.2メートル/秒以上の風が常時確保される様に設計する必要があるのだ。
そうやって喫煙ルームを設計して、PM2.5等を除去するフィルターなどを通して、喫煙室の空気を強制排気する。
そうやっても、副流煙の中には多種多様な有害物質が含まれていて、完全に無害化することは不可能だ。
喫煙ルームの効果を疑う人々は、喫煙ルームの廃止さえ求めるという訳だ。
私は、このご時世に、まさか自分が受動喫煙の害を受けることになるとは思っていなかった・・・。
実は、この4月からある学生寮の食堂でパート従業員として働いている。
北海道に来て雪道の運転が恐いので、車を使わない仕事であることや、運動不足の解消に役立ちそうな仕事であること、などを考えて決めた。
閉寮中は仕事を休んで一息つけるのも、私の希望に合っている。
その学校が敷地内禁煙だと聞いていたので、受動喫煙の被害という点で安心だと思ったのも、選択の大きな理由。
私は受動喫煙だけはイヤである。
働き始めて、生活リズムが規則的になり、体脂肪率が低下するなど期待した通りの効果があるのは、嬉しい。
ただ、実際に職場に行ってみて先ず驚愕したのが、従業員の「休憩室」に公然と置かれた灰皿と吸い殻の山・・・。
そして、店長以下、複数の人達が当然だという顔で、頻繁に喫煙している。
従業員は女性がほとんどで、喫煙しない人達は店長や男性調理師に文句も言えず、受動喫煙に耐えている。
中には、副流煙を嫌って休憩時間にも「休憩室」に入ろうとしない人も。
実際、その「休憩室」は更衣室やミーティングルームでもあるのだが、事実上の「喫煙室」であり副流煙が充満していることがしばしば。
しかも、新しい建築基準法以前の建物らしく、換気扇さえ設置されていない恐怖の「喫煙室」である。
おまけに、「休憩室」からPM2.5だのダイオキシンだのが容易に流れているホールに、子供達が食事に来る。
食堂の建物の周囲をグルリと取り囲んでいるのは、子供達の生活エリアだ。
子供を学寮にあずけている親達が知ったら、学校批判が殺到するだろう。
店長以下、敷地内禁煙だということは、学校から言われている。
しかし、学校が設けている喫煙ルームが遠いからだろう、行こうとしない。
学校の喫煙ルームを、子供達から遠い大人のエリアに設けるのは当然のことなのだが・・・。
そして、当の学校は、学寮の施設内で副流煙が何年も上がり続けていることを把握していない。
黙ってサッサと仕事を辞めるか、辞めるにしても続けるにしても内部告発するか・・・。
私の苦悩が始まった。
しかし、煙草を止められない人はどこにでもいるものだ。
喫煙ルームさえ廃止された施設では、敷地外の公道や近くのコンビニで喫煙する職員に対して、近隣住民からクレームが来たりするそうだ。
この7月10日、大阪府教委が府立高校の校長を減給処分にしたと発表したが、懲戒の理由は教員が敷地内で喫煙するのを認めていた事。
喫煙ルームを設けて分煙すれば十分じゃないかという主張はある。
民間企業の場合は喫煙室さえ無く、社長などの力を持った人が社員に受動喫煙をさせている場合も多いらしい・・・。
その一方、基準を満たしていない不十分な喫煙ルームは、結果的に受動喫煙を強いてしまうから恐い、との指摘もある。
私が以前勤務していた組織では、十年以上前に敷地内禁煙に踏みきったのだが、1ヶ所設けた喫煙ルームには種々の基準があって、設置にもメンテナンスにも相当な費用がかかった。
壁で仕切って換気扇さえ付ければ喫煙ルームになると、安易に考えられては困るのだ。
壁で仕切ろうがドアを閉めようが、副流煙は容易に拡散していく。
副流煙を拡散させない為には、非喫煙エリアから喫煙エリアに向かう0.2メートル/秒以上の風が常時確保される様に設計する必要があるのだ。
そうやって喫煙ルームを設計して、PM2.5等を除去するフィルターなどを通して、喫煙室の空気を強制排気する。
そうやっても、副流煙の中には多種多様な有害物質が含まれていて、完全に無害化することは不可能だ。
喫煙ルームの効果を疑う人々は、喫煙ルームの廃止さえ求めるという訳だ。
私は、このご時世に、まさか自分が受動喫煙の害を受けることになるとは思っていなかった・・・。
実は、この4月からある学生寮の食堂でパート従業員として働いている。
北海道に来て雪道の運転が恐いので、車を使わない仕事であることや、運動不足の解消に役立ちそうな仕事であること、などを考えて決めた。
閉寮中は仕事を休んで一息つけるのも、私の希望に合っている。
その学校が敷地内禁煙だと聞いていたので、受動喫煙の被害という点で安心だと思ったのも、選択の大きな理由。
私は受動喫煙だけはイヤである。
働き始めて、生活リズムが規則的になり、体脂肪率が低下するなど期待した通りの効果があるのは、嬉しい。
ただ、実際に職場に行ってみて先ず驚愕したのが、従業員の「休憩室」に公然と置かれた灰皿と吸い殻の山・・・。
そして、店長以下、複数の人達が当然だという顔で、頻繁に喫煙している。
従業員は女性がほとんどで、喫煙しない人達は店長や男性調理師に文句も言えず、受動喫煙に耐えている。
中には、副流煙を嫌って休憩時間にも「休憩室」に入ろうとしない人も。
実際、その「休憩室」は更衣室やミーティングルームでもあるのだが、事実上の「喫煙室」であり副流煙が充満していることがしばしば。
しかも、新しい建築基準法以前の建物らしく、換気扇さえ設置されていない恐怖の「喫煙室」である。
おまけに、「休憩室」からPM2.5だのダイオキシンだのが容易に流れているホールに、子供達が食事に来る。
食堂の建物の周囲をグルリと取り囲んでいるのは、子供達の生活エリアだ。
子供を学寮にあずけている親達が知ったら、学校批判が殺到するだろう。
店長以下、敷地内禁煙だということは、学校から言われている。
しかし、学校が設けている喫煙ルームが遠いからだろう、行こうとしない。
学校の喫煙ルームを、子供達から遠い大人のエリアに設けるのは当然のことなのだが・・・。
そして、当の学校は、学寮の施設内で副流煙が何年も上がり続けていることを把握していない。
黙ってサッサと仕事を辞めるか、辞めるにしても続けるにしても内部告発するか・・・。
私の苦悩が始まった。
スポンサーサイト
トラックバック:(1) |
musashi44 ブログ再開を心より歓迎します!
私は今はタバコをやめましたが、以前は超ヘビースモーカーでした。
Re: タイトルなし
小谷予志銘 musashi44さんへ
なんとか7月中に、申し訳みたいな記事を書けました(笑)
ヘビースモーカーだったのに止められたなんて、本当に良かったですね。
止められるものなら止めた方が良いと思います。タバコだけは。お酒の方がまだマシ。
少なくとも、他人に副流煙を吸わせてはいけませんよね。
この記事へのコメント:
ブログ再開を心より歓迎します!
私は今はタバコをやめましたが、以前は超ヘビースモーカーでした。
私は今はタバコをやめましたが、以前は超ヘビースモーカーでした。
musashi44さんへ
なんとか7月中に、申し訳みたいな記事を書けました(笑)
ヘビースモーカーだったのに止められたなんて、本当に良かったですね。
止められるものなら止めた方が良いと思います。タバコだけは。お酒の方がまだマシ。
少なくとも、他人に副流煙を吸わせてはいけませんよね。
なんとか7月中に、申し訳みたいな記事を書けました(笑)
ヘビースモーカーだったのに止められたなんて、本当に良かったですね。
止められるものなら止めた方が良いと思います。タバコだけは。お酒の方がまだマシ。
少なくとも、他人に副流煙を吸わせてはいけませんよね。
2015/07/22(Wed) 16:44 | URL | 小谷予志銘 #-[ 編集]
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック:
「×」 安倍晋三首相がフジテレビで安保持論を異例の90分
日刊スポーツ 7月21日(火)10時10分配信
安倍晋三首相は20日、フジテレビ系の報道番組に出演し、今国会中の成立を目指す安全保障関連法案について、自分で持ち込んだ模型を使って説明に追われた。分かりやすさを強調しようと「攻撃」を振り込め詐欺や火事にたとえる、現実感に欠けた説明も。「支持率だけのために政治をやっているのでは...
2015/07/23(Thu) 11:48:59 | 今日の「○」と「×」
| ホーム |