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アンチ-ロマンチシズムと文学との幸福な共存を謀ります。当面、「炭鉱のカナリア」になる決意をしました。第二次安倍政権の発足以来、国民は墨を塗られるだろうと予測していましたが、嫌な予感が現実になりつつあります。日本人の心性や「日本国憲法」の問題などを取り上げながら、自分の明日は自分で決めることの大切さを、訴えていきたいと思います。
(画像を追加し、若干、加筆修正しています。眼の痛みは少し改善してきました。-7月3日)

ここのところ、PCに向き合っている時間が長いせいか、眼が痛いです。
ゴロゴロ異物感があって、常に涙がにじんでます。
眼科を受診した方がいいかも。

一目均衡表_convert_20130701112316

今、「実需」筋と呼ばれる勢力、つまり輸出入企業などの「投機」目的ではない勢力や「長期筋」と呼ばれる投資家達と、「短期筋」のヘッジファンド等とが、為替市場で、激しく競り合ってます。

またまた、この2週間ほどで、6円ほども円安が進行(対USドル)!
そのまえは、アホみたいに(失礼!)103円まで急上昇した後、決壊・・・。
わずか4日で、6円も円高進行だったのです。
「爆下げ」の直後は、「爆上げ」だそうで。
経済大国の通貨を・・・。
いや、ほんと、無茶苦茶ですよ。
節度もなければ、道理もありません。

こんな狂騒を繰り返しながら、1ドル105円になったら、安倍黒さん達は「お手柄」と得意満面になるんでしょうねえ。
(政治屋さんと投機屋さんが結託。)
でも、為替市場の6割(2009年)を占めると言われる「実需」筋は、100円超えの「円安」なんて必ずしも望んでいない。
「円安」で困る側も多いのでしょう、99円にもさせないぞ、と言わんばかり。それはそれは凄い攻防でした。
あやうく、「投機」筋に突破されかけてますが・・・。


アップした画像は、「一目均衡表」と呼ばれるもので、投資経験のある方にはお馴染みです。
「ボリンジャーバンド」という指標を重ねて表示してます。
ベージュ色のもやもやとした雲のような部分に、ローソク足が入っおり、「円安」進行が押さえつけられている状態が見て取れますね。
この「雲」が、実需や「長期」投資家の動向を、示していると思われます。
せいぜい1ドル99円くらいでしょ!という訳です。


第4、第5の矢はおろか、第3の矢でさえ、「育休3年」とかいう、頓珍漢で。
(*゜∀゜)。
安倍黒さんの会見さなかに、チャートが急降下するほどの子供だまし。
金融緩和で「円」がジャブジャブになっている事だけが、円安株高の裏付けだから、センスの良い「長期」投資家が乗ってこなくて、当然でしょう。
(昇り専用のハシゴが、何時はずれるか分かりません。)

6月末時点での、日銀による市場への資金供給量は、過去最高を更新し、前月比13.9兆円増の173兆円になりました。
(14年末には、270兆円にまで拡大する方針だそうです。)
そうやって、ヘッジファンドの金庫がますます豊かになって、今後も彼等が、「円」の値打ちを決めてくれるでしょう・・・。
これは「愛国」ですか?「売国」ですか?´_`
最近のチャートを見ていて、私は、「金融ファシズム」という言葉を思い浮かべます。


何が起こっているのか有権者が気付かないうちに、「金融ファシスト」が国会の議席を占めるんでしょうねえ。
やがて、国民の頭の上を、危ないオスプレイを飛ばして、「公益」だ、と黙らせる。
筋書きは見え見えじゃないですか。

しかし、投票したい党は無く。しかも、民意の反映されにくい選挙制度で。(>_<)
どうやって闘いましょうか?

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週1の更新を心がけてますが、こんな調子で、23日-29日の週は、「まともな」記事を書けずじまい。
30日-7月6日の週も、眼が悲鳴を上げているので、無理せず休みます(T_T)。

フィジカルの強さには自信があったんですが、酷使は禁物ですね。
(歳のせいか?)
眼とマウスを使う手を、休ませた方がいいようです。

PCの電源をしばらくOFFにして。

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[2013/06/29 16:45] | 金融政策と日本の行方
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私が「マーケット」の事を書いていても、読んでいる人にはあんまり面白くないだろうし、早く本の世界に還りたい。

母性社会_convert_20130618155053

けれど今、為替が大変なことになっており、その動向をリアルタイムで観察できる機会なので、もう暫くの猶予を・・・。

私は、7月の参院選後のことが、ますます心配になってきた。
アベノミクスが頓挫して「デフォルト」なんて事になったら悲惨だが、参院選で自民党が勝って、彼等の価値観で「個」が束縛され、切り捨てられ、という世の中が来てしまったら、元も子もない。

わずかばかりの経済的な見返りのために、精神を明け渡したい人は、多くないはずだが。

なんと、自民党は、原発を再稼働させて「成長戦略」に組み込むのだとか。
この冬、厳寒の北海道でも、「泊」は止まったままで電力は足りた。
アベノミクスの頼みの綱である「円安」は、海外のヘッジファンドの「投機」筋が主導して実現し、「投機」屋さんの熱が冷めると、急激にもとに戻ってしまった。
円相場と日経平均が、黒田緩和以前の水準に戻ってしまっても、長期金利だけは、高止まりしたままだ。
これは、とても不気味な現象ではないか。
長期金利の抑制策を黒田日銀は本当に持っているのか、と頭のいい投資家達は疑っているのに。

こんな人を馬鹿にした話、日本人はもっと怒るべきじゃないか。
アベノミクスも原発も、推進すれば、自民党は「組織票」を得られるのだ。
その組織に関係ない人々は、異議を述べる力も、格差をはね返すチャンスも奪われていく。
それが「保守」のやり方であり、さらに、個々人の苦境を「美」で覆い隠すのが、「極右」の常套手段である。

自民党の中には、「主権は国民にはない」と言って憚らない連中がいる。
ミサイルや領土問題などで、9条破棄を容認する有権者は増えているのだろうか?
飛んできたテポドンを打ち落とすのは、9条があってもできるのに。

しかし、私が本当に怖いのは、9条をどうするか、の次だ。
「国民主権」や「基本的人権の尊重」を、骨抜きにされることである。
他人を支配したい欲求の強い人間にとって、9条以上に、上の2つが邪魔なのだ。
憲法の3原則を嫌う輩は、永田町にも、会社にも、宗教団体にも、学校にも家庭にも、どこにでもいる。


日本の有権者達があんまりお人好しだと、生まれた家の経済や環境に恵まれない個人は、おおっぴらに身分差別のあった時代さながら、逃げることも出来なくなるかもしれない。
今だって、逃げるのには相当な力が要るのだ。

「個」として尊重されず押さえ付けられてきた人が、また別の「個」を押さえつける。
パワハラもいじめも家庭内暴力も、「個」を抑圧された憤懣の、負の連鎖である。
人権を制限して得をするのは、ごく一部の人間。
大多数は、少なくなったパイの奪い合いで、足の引っ張り合いに傾いていく。
「歴史」からそういう事を学ばずに、なにが政治家だ。

グリナ_convert_20130618155147

世の中があまりにも苛酷で、若い頃から私は、極度の不眠に悩まされていた。
ベンゾジアゼピン系の精神安定剤を飲まないと一睡も出来ない、という状態が、断続的に続いた。
しかしそれでは、有利な医療保険に入り直すことも出来ないし、再就業したくても、履歴書を書くのに大変都合が悪い。
安易な受診を勧める風潮があるが、考えものだと思う。

そこで、例の親族からの電話を着信拒否にし、断薬を決意した。
このブログを始めた頃である。
小さな錠剤を、包丁で2分の1に割り(きっちりとではない)、少しずつ薬を減らしていった。
2分の1から、4分の1、6分の1と、1年以上かかった。
ベンゾジアゼピンを全く飲まなくなって、半年くらいになる。
成人して以来、こんないい状態になったのは、初めてのことだ。

6分の1錠に減ってきた頃から、サプリメントの「グリナ」と漢方薬の「当帰芍薬散」を飲むことで、断薬に弾みがついた。
「グリナ」は、アミノ酸であるグリシンを主成分とするサプリで、グリシンは深部体温を下げる働きがあるらしい。
就寝前の1時間か2時間前に入浴して体温を上げておき、体温が下がってきたところで就寝すると寝付きが良い、といわれている。
グリシンは、そういう入眠のメカニズムを助けるわけだ。
心配なのは、深部体温が低いのは免疫力の低下につながる、という説。
それで、体温を上げる漢方薬を併用。(「当帰芍薬散」は婦人薬。)
今では、そのサプリと漢方薬さえ、飲み忘れることがある程に、睡眠のリズムが整ってきた。


[2013/06/19 22:50] | 金融政策と日本の行方
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MASHIYUKI
民主主義ににおける大前提として、
国民があらゆることに関して賢明であり、
あくまでも国民が下した決断が国政に反映され、
その結果が国民に返ってくるということを国民が理解し、責任を負わなければ成り立たないという認識が無い限り、小谷さんの言う『「国民主権」や「基本的人権の尊重」を、骨抜きにされる』という事象は永遠と続き、この国を疲弊させていくことは止まらないと思います。

《「個」として尊重されず押さえ付けられてきた人が、また別の「個」を押さえつける。
パワハラもいじめも家庭内暴力も、「個」を抑圧された憤懣の、負の連鎖である。
人権を制限して得をするのは、ごく一部の人間。
大多数は、少なくなったパイの奪い合いで、足の引っ張り合いに傾いていく。
「歴史」からそういう事を学ばずに、なにが政治家だ。》

ごもっともだと思います。
何故、これ程までに「個」が抑圧され始めたんでしょうか?これについて持論を展開すると長くなってしまうので、一言で言うと“公”の崩壊が原因じゃないかと・・・
言葉足らずですみません。

あ~、ダメだ、上手く言えません。
出直します・・・・

Re: タイトルなし
小谷予志銘
MASHUYUKIさんへ

日本人における“公”の問題。なるほど。
ちゃんとした“公”の無いところに、ちゃんとした「私」とか「個」も存在しないということでしょうか。

高齢者の医療負担を増やす政策案について、ニュース番組でインタビューに答えていた街頭の高齢者が、「自分たちはこれまで国を支えてきたのに、許せない」と言ってました。
私はそれを見ながら、厳しいようだけど違うんじゃない?と思いました。
きっと、その人も勤勉に働いたんでしょうねえ。
でも、支えていたのは、その人自身と家族、勤め先、せいぜい市町村くらいで、国を支えていたと言えるかどうか・・・。
税金を納めてきた、といっても、教育も社会保障も、どうやって費用を賄っているかと言えば、収める分より財政支出の方がはるかに大きい。
医療費の3割対7割のように。

政治の動向をチェックし有権者として矯正することができなかった日本人が、国を支えてきたなんて胸を張って言えるのか?
私自身も含めてです。
頑張ってきたのは、自覚不十分の「私」のため・・・。
どうしようもない原発が乱立し、少子高齢化と借金漬けが最も進んでいる国。
「公」だと言いながら、野放図な「私」が拡大しているだけだから、ここまで問題が大きくなったのでは?
「公益及び公の秩序」 を押し付けようとする勢力が、立派な身なりをした未熟な「私」だったら。
恐いですねえ・・・。


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先日送られてきた封書の中身を見て、ああそうか! 株主とは本来こういうもので、自分はその株主だったのだ、と思った(爆)。

株主総会_convert_20130610151010

ボヤいているくせに、まだやっているのか? とツッコまれそうだが・・・。
例の親族との冷戦で、当面の資金を得られたものの、長引いた場合のことを考えておかねばならない。

北朝鮮の恫喝まがいのやり方で支払わされている経費は、私と夫にとって何の意味もない。
そればかりか、例の親族にとっても、なんの利益にもならない類のものである(°0°)。
額に汗して得た賃金の一部を、川に流せ! と強要されているようなもので、こんな事が長引くと、さすがにスポイルされてしまう。
その経費を払って、うちの家計が破綻する訳ではない。けれど、10年以上乗っている車を買い換える話が、先送りになるくらいの影響はある。
ましてや、それを夫に出してもらったら、私は神経症状態に舞い戻ってしまうか、鬱になってしまうだろう。
意地でも、うちの家計に開いた穴は、私が埋めなければならない。

そういう事情があって、今後どういう風に投資をしていったらいいか、探っている。
そういう事情がなくても、投資について少しぐらい知識があってもいい。
年金の減額だの、支給年齢の引き上げだのが、たぶん現実になるだろうし、預貯金の金利は低い。
一方で、「NISA」など、投資による収入には減税が進んでいくとなれば、石橋を叩くようにして試みてみようか、となる。
まあ、株価は相当上がってしまっているので、これから利益を出していくのは、なかなか難しいだろう。
まして大暴落を目の当たりにすると、ローリスク、ローリターンで、と思う。

谷地坊主1_convert_20130603162022

今保有しているのは、ガンの免疫療法を開発しているバイオベンチャーと、この「スカイマーク」である。
医療系の株価は、円安円高で大きくぶれる輸出産業の株価などとは、違う値動きの仕方をする。
円相場の乱高下に、私はすっかり嫌気がさしてしまい、医療系なら様子を見ても良いと思い保有している。
「スカイマーク」の方は、円安になると燃料費が高騰して、といった風に冴えないのだけれど・・・。
日経平均の上昇につれて当然のように上がると踏んでいたところ、気付いた時には含み損が大きくなっていて、いわゆる「塩漬け」になった株である(爆)。

さっさと損切りをしたら? と言われそうだが、なんとなく手放せない(爆)。
何故か、この会社の今後が気になるのである(爆)。
JALやANAのような高級感はないが、格安LCCほど粗悪でもない。
ボーイングと主立ったエアラインが「787」をどうしても飛ばしたがっているのに対して、巨大機「エアバス」を導入して国際線に乗り出すのだという。
規制緩和の旗印が、業界団体にも加盟せず、独自路線を行こうとしているらしい。
この会社、おもしろくねぇ? といった感じ。
実はこれ、株式を買うことの初心かも。(知らないけど。)
古典的な株の世界が懐かしい。(やっぱり知らないけど。)

金融緩和なんて、大笑いしているのは誰なんだろう?

6月11日(火)には、「黒田バズーカ砲」の2発目が発射されるかどうか、市場関係者が注目しているのだそうだ。
なんだか、品のない世界になってしまっている。
「景気は気から」って、人を馬鹿にしているのか?
肝心の、今のマーケットを動かしている大口の投資家達は、「景気は気から」なんて言葉には影響されない、スマートな人々である。

USドルチャート_convert_20130610151040

パーッと儲けてパーッと使いましょう!
もっとマネーを増やしてくれたら、もっと投資しますよ!
と、口元はニコニコ笑いながら、目が笑ってない、という感じか。

わずか4日の間に、円を対ドルで6円近くも変動させてしまうマーケットとは、世間知らずの政治家が思い描く世界とは、それこそ異次元の所にあるのではないか。
株式と違って、値幅制限のない為替のチャートには、今のマーケットの本質が一層あらわだ。
見ていると背筋が寒くなり、動悸がしてくるほど凄まじいが、これを知らずして次の予定は立てられないような気がしている。


[2013/06/10 18:19] | 金融政策と日本の行方
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